クライエントさん達とお話しをしていると、よく聞かれることがあります。
それは、
「自分を受け入れないとダメなんでしょう?」
「認めないとダメなんでしょう?」
「それが出来ていない私はやっぱりダメなんだ~~。」
こんな考えに支配されて、落ち込むことが多いようですね。
さて、ここでは何がダメなんでしょう?
それは、
やっぱりダメなんだ~という考え方が、ダメです。(笑)
やっぱりを外して下さい。
そして代わりに「今は」をつけて下さい。
ダメな瞬間もあるのが人間です。
どこまでいっても、どんなに考えても、どれほど気づいても、
ダメと思う瞬間は、生きていれば必ずあります。それが生きているということです。
私たちは仙人でもなければ、神様でもマリア様でもない。間違うことも迷うこともある普通の人間です。
だけど本当にダメかどうかはわかりません。
ダメと思うのは、ダメだと思える方向からしかその物事を捉えて見ていないからなのです。
逆から見れば、すごく良いことであったり、ユニークであったり、個性的だったり、特徴だったり、他の人には真似の出来ないことだったりするのです。
つまり、あなたが生きてきた中で、
あなたが取り入れてきたあなたの物の見方、考え方ではダメだったかもしれませんが、
他の人にとっては、それはとても当たり前のことだったり、羨ましく思える事であったりというように、一人一人の基準も思いも考えも違うのです。
それは言ってみれば、一人一人が持っている計量カップの大きさや形が違うのです。
ある人は星の形。
ある人はハートの形。
ある人は丸い大きな形。
ある人は四角い形。
そんな人達が集まっているのが人間社会です。
その人達が、自分の計量カップに収まらないから、私の持っているカップはダメだ。
こんな形を選んでしまった私はダメだ。と言い合っているのですね。
でも他の人の計量カップだったら、楽々と入ってしまったりするのです。
そうすると、その人にとってはとても良いこと。になっちゃいますよね?
ということは、「計ったもの」そのものには、良いも悪いも無いってことになりますね。
ダメだった計量カップを、OKのカップに換えちゃえば、何ら問題はないはずですよね?
つまり、ダメだと決めつけているのは、他ならない自分ってことですね。
じゃぁ、ダメだ~って落ち込んだとき、
どんな風に思えれば気が楽になったり、ちょっとスッキリ出来たりしますか?
ってことですが、
このダメだと思う出来事を、
もしダメでないとしたらどの様な考え方が出来るだろうか?
ってことを考えてみて下さい。
出来るだけ多く。
もう無いと思っても、そこから2つ3つ絞り出して考えてみて下さい。
それも絶対無い! これだけは採択したくないなど、ユニークな考え方の方が、自分がスッキリ出来たりすることが多いようです。
ダメというのは、たった一つの物の見方でしかないってことを覚えておいて下さいね。
そうしたら、きっとあなたの世界は広がって行くはず。
私はそう信じています。